こんにちは、REALTOR®の永岡玲央です。グレーターバンクーバー、特にバーナビー市を中心に活動しています。
もし「家を売りたい」と思ったとき、最初の一歩はどこから始めればいいのでしょうか?
正しいステップを知っているかどうかで、売却体験のスムーズさが大きく変わってきます。
今日は、家を売るときに知っておくべき流れをシンプルにまとめました。これを読めば「売却の全体像」が見えてくるはずです。
1. REALTOR®を使うべき理由
REALTOR®は、単なる不動産エージェントや仲介業者とは違います。
カナダ不動産協会(CREA)の会員として、厳格な倫理規定(REALTOR® Code of Ethics)に従い、常にクライアントの利益を第一に考えて行動します。
また、REALTOR®だけが利用できる専門ツールやデータ、たとえばMLS® Home Price Index(HPI)やMLS®システムにアクセスできるため、地域の価格動向を正確に把握し、販売活動の効果を最大化することができます。
つまり、REALTOR®は高い専門性と厳しいスタンダードのもとで、あなたの資産を守り、最良の結果へ導くパートナーです。
2. 物件とお金の準備
売りに出す前にやっておきたいのが「家のメンテナンス」と「お金の確認」です。
✅ 家のアップデート例
キッチンやバスルームの水回りをリフレッシュ
古い照明やスイッチ、ドアノブを新しいものに交換
壊れたフローリングや屋根を修繕
余裕があればペンキの塗り替え
ちょっとした改善で印象が大きく変わり、売却価格に直結します。
✅ お金のチェックポイント
モーゲージの清算:オープンならペナルティなし、クローズなら手数料がかかる場合も。
ポータブルモーゲージ:新しい家に持ち越せる場合もあります。
税金:住居の一部を賃貸にしていた場合や、別荘・投資物件はキャピタルゲイン課税が発生することも。
3. リスティング契約を結ぶ
REALTOR®と正式に契約を結ぶことで売却プロセスがスタートします。
契約には以下が含まれます:
価格設定(市場データをもとに戦略を立てる)
期間(通常は数か月)
コミッション(定額または成約価格の割合)
物件の詳細(特徴、法的情報、ゾーニングなど)
内覧方法、引き渡し条件、含める備品(例:ブラインドやエアコン)
4. マーケティングと見せ方
売却の成否を左右するのが「マーケティング」。こんなことをREALTOR®が主導します。
プロの写真・動画撮影
3Dバーチャルツアー
MLS®やREALTOR.caへの掲載
SNS発信やネットワークを通じたシェア
オープンハウスの開催
さらに、売主側でできる工夫としては:
断捨離と徹底クリーニング
庭や玄関の外観整備(カーブアピール)
ステージングで「ここに住みたい!」と思わせる空間演出
5. オファー対応と交渉
オファーが入ったら、受け入れる・却下する・カウンターオファーを出すの3択です。
REALTOR®は交渉のプロ。価格だけでなく、条件(引渡し日や修繕内容など)までトータルでアドバイスします。
この段階では弁護士も登場し、契約書類の確認や法的手続きをサポートしてくれます。
6. クロージング(引き渡し)
オファーがまとまったら、いよいよクロージングです。
やるべきことは意外と多く:
光熱費やネット回線の解約・引き継ぎ
火災保険の移行
郵便物の転送設定
引越し業者の手配
住所変更の届出(銀行・CRAなど)
弁護士とREALTOR®が連携し、モーゲージの清算、名義変更、売却益の受け取りまでを進めます。
✨ まとめ
家の売却は「やることリスト」が多く、最初は大変に思えるかもしれません。
でも実際は、REALTOR®と正しいステップを踏むことで、売却はぐっとスムーズに、そして安心して進められるのです。
僕はクライアントの皆さんに「売却はただの取引ではなく、新しいライフステージへのスタート」と考えてもらいたいと思っています。
だからこそ、最初のご相談からクロージングまで、透明性の高いコミュニケーションと確かな知識に基づく戦略で、安心して任せていただけるようサポートします。ストレスを最小限に抑え、常に最良の結果を目指します。
もし「売ろうかな」と考え始めたら、ぜひ気軽に声をかけてくださいね。